2018年度全日本オリエンテーリング大会

2019年4月14日開催!栃木県日光市「所野」・「霧降」

競技者登録について2

前回の記事で2018年度競技者登録をしていないと第45回全日本大会でE,Aクラスに参加できませんと述べました。少し反響があったので補足説明させていただきます。

 

①今大会は2018年度全日本大会です。

2019年4月ですが、2018年度の大会です。2019年度の第46回全日本大会は2019年10月14日に開催が決定しています。なぜか年に2度あるのは開催時期の春から秋への移動のためであり、そうなったのはプロデューサー制度の過渡期であるためです。全日本大会の主催は本来であれば都道府県協会なのですが、財政難や人手不足やテレイン不足で近年はどこも主催団体が見つかりません。そこで43回大会からプロデューサー制度によってプロ事業者による主催へと切り替えましたが45回大会の主催者は簡単には見つかりませんでした。いろいろ混乱もありましたが、45回大会は栃木県協会のもと、YMOE社と運営のプロ集団というこれまでとは少し違った運営主体で開催します。


②2018年度競技者登録は1月31日が締め切りです。

集計のため、実際には31日より早い20日の締切が設けられています。20日に間に合わなかった場合は各都道府県協会申込担当者またはJOAまでメールで申込とお問い合わせください。1月31日までは対応いたします。今回は駆け込み需要があると思われますし、なによりまだ参加者募集要項が出ていないので判断がつかない方もいらっしゃると思います。E,Aクラス出場を予定されている方はお早めに申し込みをお願いいたします。オンライン申し込みは31日まで可能です。要項はもうすぐ公開できる見込みです。遅くなりましてご不便をおかけします。

 

③競技者登録がなくても全日本大会に参加可能です。

以下の8クラスのエントリーは競技者登録が不要です。

11~12歳 初級者 M12/W12
~10歳 初級者 M10/W10
年齢なし 中級者 MBL/WBL
年齢なし 初級者 MBS/WBS

 

大会当日に受付を行う(オープン)のは以下の4クラスです。事前申し込みはありません。
上級者 OAL
中級者 OAS
初級者 OB
初心者 N

オープン以外のクラスは公式成績として扱われ、Aクラスの上位3名は表彰対象です。競技者登録が必須のクラスのうち15A,18Aが中級者、20A以上のクラスはすべて上級者対象です。Eクラスはさらに難易度の高い有資格者のクラスです。

ここに述べる初心者とは初めてオリエンテーリングにチャレンジする人、初級者とはオリエンテーリングを何度か経験したことがある人、中級者はオリエンテーリングの基本ルールを理解している人(道を外れた線状特徴物に沿って進める)、上級者は難しいコースでも完走できる技術を持った人(線状特徴物を外れ、地形上の特徴を捉えて進める)を指します。

 

毎年同様ですが、参加クラスには以下のルールがあります。

・年齢は参加者の2019年3月末時点での年齢とします。
・20A以下の低年齢層のクラスについては、実力が備わっている者で希望する者は一つ上のクラスに参加できます。申し込みの際に備考欄にその旨をご記入ください。
・女性は該当年齢の男性クラスへの参加可能です。


ご自身の競技経験に合わせて、適切なクラスにご参加をお願いいたします。

 

<坂野>

競技者登録について

あけましておめでとうございます。
しばらく更新がありませんでしたが要項2を鋭意作成中です。要項2の発表前に競技者登録についてお知らせをいたします。

2018年度全日本大会のE,Aクラスに参加するためには2018年度の競技者登録が必要です。まだ競技者登録をされていない場合には「2019年1月末」までの登録が必要です。2019年2月以降の登録は2019年度の登録となり、本大会での行使は出来ません。
競技者登録をされていない場合にはオープンクラス(または競技者登録不要なB/Nクラス)へのエントリーとなりますのでご注意下さい。
なお、2018年度日本学生オリエンテーリング連盟加盟員の方は2018年度競技者登録が行われております。

もちろん、2019年4月以降の公認大会や10月には全日本大会の開催も決まっているので、2019年度競技者登録もぜひ行ってください。

申し込み開始の前に、競技者登録をお願いいたします!

<実行委員会一同(編集坂野)>

第45回全日本大会・選手権クラス(以降E権)対象の公認大会とその詳細について

11月1日付けで、「来年からのエリートクラスに関する変更について」 というJOA公示がありました。
まずこの改定は、第46回大会(2019年度)以降のもので、文中にもありますように現在検討中、来年2月開催の理事会が決定場所であることを説明しています。
第45回(2018年度)全日本大会は現行規定に則って開催されます。E権取得の対象大会は5/5東工大大会以後、12/9関東北東ミドルセレまでとなります。
※来年3/16開催インカレミドル、3/31開催公認中日東海大会は対象とはなりません。また本年12/16開催関西ミドルセレは地区インカレとは別開催ですので対象とはなりません。

 

第46回全日本大会について

「来年からのエリートクラスに関する変更について」については、意見を聞いて修正を加えるべき部分は有り得る、としています。規則を考える時どうしても漏れてしまう事項もあるかと思いますので、疑問点、不明点などの意見がある場合は、競技者自身が所属する組織(都道府県協会、学連)を通じて発言すべきだと思います。

競技者フレンドリーな大会を目指す当実行委員会委員長として、イベントアドバイザーを通して、具体的にE権大会対象について問い合わせを致しました。

回答は、全日本大会は開催時期に変動があっても(申込基準で)過去1年間の大会を対象とするのが原則、その原則の元に言葉に落とし込んだものだ、とのことです。従って規約に照らして具体的大会名で範囲を記すと、本年10/28全日本ミドル(静岡)以後、来年9月開催までの公認大会となります。大学生については、学生連盟主催の特例があり、2019年夏開催の各地区インカレも対象となります。

つまり、第45回全日本大会までに開催される公認大会での成績によって、2回の全日本大会で有効なE権が獲得できる可能性がある制度になる、ということです。それはこの秋に開催される、以下の4大会になります。

早大OC大会・KOLC大会

京大京女大会

12/9関東北東ミドルセレ

ぜひ多くの人に全日本大会で選手権クラスを楽しんでいただきたいです。

<山川(編集寺嶋・坂野)>

テレインプロフィール

大会ウェブサイトに旧地図を公開いたしました。大会に使用するエリアのうち、最終更新されたものです。また近隣マップで現在供用中のテレインの位置関係図も公開しました。「日光愛宕山」エリアについては、12月9日開催の関東北東ミドルセレ以降、練習での供用が可能になります。
では、本記事では大会のテレインを紹介させていただきます。

 

本大会のテレイン案内文は、JOA Direction11号に以下のように記していただきました。

「テレインは、まだO-MAP化されたことのない範囲まで拡大する。ここは有限会社ヤマカワオーエンタープライズが長年の構想として暖めておいた超良質のエリアである。このテレインを使用して、威厳性・崇高性において、至高のコースを提供する。第44回大会が実施されたテレイン「椛の湖」以上に、全日本大会への憧憬を高めるテレインであると確信している。」

 

また、当地で開催された最後の大会である1999年度(2000年3月)のインカレでのテレイン紹介が、その後も引用され続けています。2012年度(2013年3月)インカレミドル・リレーでも利用されたプロフィールは、最近では2018年8月開催のインターハイ個人戦プログラムにも記載されました。これが次の紹介文です。

 

「テレインは99年にインカレショートが開催された「日光所野」を中心とする標高500~650mの地域である。テレイン北部は急峻な山塊から成り、南部は比高の低い緩やかな尾根浸食された深い沢から構成される。植生は全体に渡って良好だが、一部に倒木によって走行可能度が低下する箇所が見られる。また、テレイン内には民家や耕作地が多く見られる。」

 

インカレ(と、その後のインターハイ)中心に、数々のビッグイベントを開催してきた当地ですが、実はロング(1999年当時の呼称はクラシック)となると、旧地図で掲載している1999年度インカレまで戻らないといけません。このインカレクラシック選手権クラスは、霧降の滝駐車場から東方向に今市少年自然の家(現:高畑運動広場)に駆け下りる片道設定のコースでした。最も野心性の高いインカレだったと今でも評価されている回です。

その後インカレの種目構造変更もあり、ミドル・ディスタンスのビッグ競技会が何度かこのテレインを分割して、地図を更新しつつ行われてきました。ここで更新されていない部分を今回で更新し拡張もします。掲載されているこの範囲の地図は、2000年当時のGPSも基盤地図も使用していないアナログ的な作成の地図ですので、今大会に向けた調査では新規作成と全く同様の作成手順を踏むことになります。

 

また、矢板では過去3回開催している全日本大会ですが、日光では初の開催となります。上記のプロフィールは、ミドル・ディスタンス向きの記述になっていますので、新しい範囲を含めたロング向きの説明を新しく加えます。

 

「新しく更新される霧降エリアの多くは急峻ですが、一部は「日光所野」と同様に、平坦な台地上に微地形が展開します。また植生は日光テレインの中でも特に良好な走行可能度を誇っています。上位のクラスでは、大胆で戦略性に富む超ロングレッグと、平坦エリアでの精密で正確な方向性維持と、それらの切り替えが要求されるでしょう。」

 

”King of Forest”を決するにふさわしい全日本大会にするべく、我々スタッフは努力を最大限続けていきます。

 

<山川(編集坂野)>

コースプランナーは誰?

要項1記載の大会役員情報の中で、コースプランナーが【未定】になっています。

これについての情報を事前公開します。

 

これまで44回の全日本大会の歴史の中で15連勝・通算22勝を収めた、わが国を代表し国際的にもその名前が通用するレジェンド・オリエンティアがいる。そう、村越真JOA副会長である。
その村越が58歳の今、また全日本E権に挑戦している。椛の湖の第43回全日本大会M21A2クラスで3位入賞し公認E権獲得、そして8月の札幌大会で全日本E権に挑戦するも、スピードレースだったこともあり若者とはスピードで張り合えず撃沈(一方椛の湖M21A1優勝のプチレジェンド入江崇は札幌で全日本E権を獲得し、晴れて表舞台に帰ってくることになった)。

 

彼は研究者としてもとても忙しく、また南極行きの話もあるようである。つまり58歳の今年が選手(マスターズではなくガチトップクラスの)としては、今年が最後の挑戦年ということである。
その忙しい彼がこの秋の公認大会連戦に参加できる機会はたったの1回。
私はそれがどの大会であるかは聞いているがここでは伏せておく。


そしてその1回の最終チャンスでまた若者につぶされるのあれば、いまだ一度もやったことのない全日本(ロング)の役員となり、プランナーをやる、との言質を得ている。卓越した技術をもつ村越と血気盛んな若者との公認大会でのガチ対決、それもミモノである。若者よ、そんな村越の挑戦をつぶしてレジェンドに全日本大会の威厳にふさわしいコースを組んでいただこうではないか!

 

文中、村越と呼び捨てですが大学同期ということでお許し下さい。

<山川>

公認大会が続く季節となりました

明日の静岡県で開催される全日本ミドル大会から公認大会が続くことになります。
JOAナショナルチームのお知らせ 2018.10.01  【事前通知】全日本大会(2019年4月14日)における2019年WOC選手選考について に書かれていますように、現在公認E権を所有しない人が第45回全日本大会の選手権クラス(世界選手権選考を兼ねる)に出場するには、明日の全日本ミドルで公認E権を取得し、12月9日開催の関東北東ミドルセレにて全日本E権を取得する必要があります。

公認E権は取得から一ヶ月後の大会から行使できるという規定によります。

 

 

公認E権をすでに取得されている方でまだ全日本E権を取得できていない方は、これから連続して続く公認大会がその挑戦の機会となります。

 

<山川>

 

第45回全日本大会実行委員会発進!

実行委員長の(有)ヤマカワオーエンタープライズ(以後YMOE)の山川です。

 

2018年度の全日本大会を開催することになった経緯は簡単には大会ホームページ概要
書きましたし、詳しくは2018.07.26の日本オリエンテーリング協会事務局・理事会便り第10号を見て下さい。いずれ正式な所信表明演説的なこと、この全日本大会を開催するにあたっての思い入れ、オリエンティアの皆様に訴えたいことも書いてみたいと思います。ブログのサービスを利用して、第45回全日本大会に向けて参加者の方々が準備や心構えに必要な情報発信等をここで行っていきたいと思います。この記事はその第1号になります。

 

栃木県大会(公認S)が開催された井頭公園にて、実行委員会のキックオフ会議が9月22日に開催されました。大会提案者の山川およびその配下に参画するものとJOAの体制(事務局、EA、強化委員会等)側のひとが、これまでメールベース・個別ベースで話していた内容をもちより、実行委員会として始動していくために共有すべき内容について打ち合わせを行いました。主な内容は人事と今後の勧誘、役割分担、WREのこと、各世界選手権選考のこと、運営体制のこと、などです。次回会議は12月9日関東北東ミドルセレの会場で行います。次は予算やブリテン2(参加者募集要項)についても深く話し合います。

 

それまでの間に渉外と地図調査については進めていきます。この記事のリリース時点(10月27日)で、地元理解と会場(仮)確保までは進んでいます。JOAから会長名での正式な(後援)申請も近日中に行い、いよいよ全日本大会開催に向けての本格的(正式)始動となります。

 

<山川>