2018年度全日本オリエンテーリング大会

2019年4月14日開催!栃木県日光市「所野」・「霧降」

テレインプロフィール

大会ウェブサイトに旧地図を公開いたしました。大会に使用するエリアのうち、最終更新されたものです。また近隣マップで現在供用中のテレインの位置関係図も公開しました。「日光愛宕山」エリアについては、12月9日開催の関東北東ミドルセレ以降、練習での供用が可能になります。
では、本記事では大会のテレインを紹介させていただきます。

 

本大会のテレイン案内文は、JOA Direction11号に以下のように記していただきました。

「テレインは、まだO-MAP化されたことのない範囲まで拡大する。ここは有限会社ヤマカワオーエンタープライズが長年の構想として暖めておいた超良質のエリアである。このテレインを使用して、威厳性・崇高性において、至高のコースを提供する。第44回大会が実施されたテレイン「椛の湖」以上に、全日本大会への憧憬を高めるテレインであると確信している。」

 

また、当地で開催された最後の大会である1999年度(2000年3月)のインカレでのテレイン紹介が、その後も引用され続けています。2012年度(2013年3月)インカレミドル・リレーでも利用されたプロフィールは、最近では2018年8月開催のインターハイ個人戦プログラムにも記載されました。これが次の紹介文です。

 

「テレインは99年にインカレショートが開催された「日光所野」を中心とする標高500~650mの地域である。テレイン北部は急峻な山塊から成り、南部は比高の低い緩やかな尾根浸食された深い沢から構成される。植生は全体に渡って良好だが、一部に倒木によって走行可能度が低下する箇所が見られる。また、テレイン内には民家や耕作地が多く見られる。」

 

インカレ(と、その後のインターハイ)中心に、数々のビッグイベントを開催してきた当地ですが、実はロング(1999年当時の呼称はクラシック)となると、旧地図で掲載している1999年度インカレまで戻らないといけません。このインカレクラシック選手権クラスは、霧降の滝駐車場から東方向に今市少年自然の家(現:高畑運動広場)に駆け下りる片道設定のコースでした。最も野心性の高いインカレだったと今でも評価されている回です。

その後インカレの種目構造変更もあり、ミドル・ディスタンスのビッグ競技会が何度かこのテレインを分割して、地図を更新しつつ行われてきました。ここで更新されていない部分を今回で更新し拡張もします。掲載されているこの範囲の地図は、2000年当時のGPSも基盤地図も使用していないアナログ的な作成の地図ですので、今大会に向けた調査では新規作成と全く同様の作成手順を踏むことになります。

 

また、矢板では過去3回開催している全日本大会ですが、日光では初の開催となります。上記のプロフィールは、ミドル・ディスタンス向きの記述になっていますので、新しい範囲を含めたロング向きの説明を新しく加えます。

 

「新しく更新される霧降エリアの多くは急峻ですが、一部は「日光所野」と同様に、平坦な台地上に微地形が展開します。また植生は日光テレインの中でも特に良好な走行可能度を誇っています。上位のクラスでは、大胆で戦略性に富む超ロングレッグと、平坦エリアでの精密で正確な方向性維持と、それらの切り替えが要求されるでしょう。」

 

”King of Forest”を決するにふさわしい全日本大会にするべく、我々スタッフは努力を最大限続けていきます。

 

<山川(編集坂野)>